この技法は 透き漆 (すきうるし) 別名、木地溜塗(きじためぬり)、木地呂塗(きじろぬり)とも言い、深い褐色の下に木目などが透ける塗り。いずれも塗膜を作る事が特徴。 螺鈿はアワビ貝を彫刻して漆地や木地などにはめこむ技法。 |
伝統技法 |
木地固め,下塗り | 型紙配置 | アワビ貝貼付、中塗り |
白木地の鞘に生漆を塗り込む。 目スリさび、砥の粉、サンドペーパーで研ぎ、生漆で固め。その後、木地呂漆(透け漆)で下塗り、炭で研ぎ、生漆で固める。 |
型紙を制作、寸法や配置等を確認する。 螺鈿をカットして貼り付ける準備。 |
アワビ薄貝をカットして螺鈿を張り付け周囲くくり、螺鈿の縁が滑らかになるまで周囲を研ぐ。 その後、透け漆で全体を中塗りする。 |
上塗り |
仕上げ |
完成 |
更に研ぎ、生漆で固め、再度透け漆で全体を上塗りする。
上塗り後、研ぎ、磨きあげる。 |
螺鈿の金粉上毛打ち。 生漆上毛打ち固め、磨き上げる。 |
金具関係を装着固定させ拵えを完成させる。 |
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